屋根の防水は2重構造

サンキハウスの家の屋根は金属屋根が基本です。
軽いので地震の揺れに強く、耐久性もあるからです。

屋根の一番重要な役割は、雨から家を守る「防水機能」です。
実はここに「2重の守り」があるので紹介します。

 

もちろん屋根そのものに防水機能があります。一次防水と呼びます。①
シッカリ施工された屋根は雨から構造体を守ります。

しかし、台風などの影響で強い風を伴う雨が降り、
屋根材の隙間や重なりから浸み込むことがあるかも知れません。
その時は二次防水が活躍する事になります。②

アスファルトルーフィング(以下ルーフィングと呼ぶ)は幅1m位の黒っぽいロール状の防水シートです。

このシートを上下10㎝、左右20㎝の重なりで下から上に向かって張り上げます。
重なった所はタッカー(大きなホッチキス)のコの字釘で屋根合板に留め付けます。

これで万が一屋根の下に水が浸み込んできてもこのルーフィングが水を防ぐのです。

でも、ここで心配事があります。
タッカー(大きなホッチキス)が防水層を貫いているので、
ここから水が滴り落ちるのではと言う懸念です。😰

確かにこの実験ではコの字釘から水滴が滴り落ちています。

この実験のルーフィングは「アスファルトルーフィング940」と呼ばれるもので、
30年以上前から使われている、安価な製品です。

そこで現代では、
この防水シートに釘やビスの穴から水が浸み込まないよう改質された商品が出ています。
「改質アスファルトルーフィング」とか「ゴムアス」とか呼ばれるものです。

仕組みは、

改質アスファルトルーフィングの仕組み

この「改質」ルーフィングを使えば一応安心できますが、
より安全にするには、穴を全くあけない接着のルーフィング材料を使ったり、
もう一段の安全対策として、鋼板を挟んでビス止めする方法などがあります。

見えなくなってしまう所に、数々の商品と値段の攻防があります。
見栄えの良い屋根材の下に安価な「アスファルトルーフィング940」を使っている事も多いのが実情です。☘️


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