屋根の下地材をケチらないでね
今年は台風の当たり年かも知れません。
8月なのにすでに10号まで発生して、中部地方に接近中。
ゲリラ雷雨も毎日のように発生し、冠水や雨漏りなど
雨による被害が激増中です。
この様な激しい気象から家を守るとき、重要なのは「屋根」です。
でも屋根と言っても、瓦・スレート・ガルバなど屋根材には種類がありますね。
どの屋根材が一番雨漏りし難いか、わかりますか?
答えは、どれも一緒です。
「どう言うこと?」って思いますよね。
表面の屋根材は防水には関係ありません。
実は屋根は二重構造になっていて、屋根材の下にあるシートが重要なのです。
上図の②ルーフィングが防水を担っているシートです。
正式には「アスファルトルーフィング」と言います。
重要なのはアスファルトルーフィングの材質とメーカーですが、
この事実を知っている人は建築会社の中でも少数派です。
住宅会社は屋根施工会社に材工(材料代と工賃込み)で発注し、
下地材を住宅会社が選んでないからです。
(当然、施工会社は安価な下地材を選びがちです。)
また、お客様はその事実を知りませんので、表面の屋根材のこと、
その材質や値段のことだけを選んでいると思います。
高いモノと安いモノとは5倍近くの値段差があります。
一番高価なモノが絶対だとは言いませんが、
屋根材の寿命(瓦60年・スレート30年・ガルバ30年)に応じて
アスファルトルーフィングを選ぶ必要があります。
お勧めのアスファルトルーフィングは
当社の標準仕様でもある
タジマ社のニューライナールーフです。
改質アスファルトルーフィングという種類ですが、
ゴム質を不織布基材で挟み、対釘穴セルフシール機能があります。
一般は「アスファルトルーフィング940」と呼ばれるもので、
紙質基材にアスファルトを染み込ませたモノ、耐用年数は15年です。
建売なら間違いなく940を使用しますし、
住宅会社もカタログなどに謳ってなければ、
940を使っている可能性が高いと思います。☘️
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