お隣さんとの距離
気が付いたら庭のアーモンドが花をたくさん咲かせていました。
毎年もう春なのかな…?と思う頃に大きなピンクの花を咲かせます。
小さな木の割には花もたくさん咲くのですが
実が大きく育つのは毎年数個。昨年は4個だったかな。
アーモンドは花を楽しめる、虫はほとんど付かない、実はコレステロール値を下げると、
お勧め庭木ですが、実が4つばかりではベスト庭木とは言えません🤔
しょうがない、筆で人工授粉ですかね。
🌸 🌸 🌸
お家を計画するときにはお家の配置を決めなくてはなりません。
セットバックとか壁面後退とかがけ条例とか、まあ、いろいろあったりしますが
まずは民法の234条や235条が関係してきます。
🏠234条はお隣との敷地から最低50㎝は離して建物を建てましょう。と決めています。
商店街などお隣同士がくっついて建っている地域は別として、
あまり建物が近すぎるのも嫌なものですし、
そのくらいは空いていないと建築や補修の為の足場も立ちません。
時々は家の周りをぐるりと点検もしていただきたいですし。
🏠さて、もう一つの民法235条。
こちらはもっとハールドルが高くて、
隣の敷地から1m以上離れていない窓には目隠しを付けましょう、と言っています。
1m以内なら目隠し🙈?!
静岡市内の一般的な土地だと家の周りに土地をたくさん残したら
お家がとっても小さくなってしまいます。
だから50㎝は離すけれど、それ以上はムリ…というのが心情です。
これ、お隣さんもそう思っていることが多いでしょう。
民法はお隣さんと上手にお付き合いするための指針のようなものなので
お隣さん同士がお互い様と了解していれば、従わなくても良いのです。
だから街中を見渡していて見ても、目隠しだらけ、ではないですよね。
でもお隣さんが1m離していてればお互い様とは言えません。
目隠しの要求があれば、そうしなくてはならないでしょう。
目隠しをすれば日当たりも限られますし、コストもかかります。
サンキハウスの場合は、窓の形すら変更しなくてはならないこともあります。
敷地の余裕を多くしてお家をコンパクトにするか、目隠しを取るか…
悩ましいところです🤔🤔
逆の立場になることも考えられます。
こちらが1m離したのに、お隣さんが敷地ギリギリまで寄せてきた…。
そんな場合はお隣さん目隠しを要求するのもOKです。
建ってしまってからの要求では難しいので、
建築中の、窓の位置がわかった段階でお話をするのが良いでしょう。
では、どんな窓でも窓がついていたら目隠しをしてもらえるのでしょうか?
いいえ、そうでもないようです。
235条に規定しているのは、「他人の敷地を見通せる窓」の場合を言っています。
普通に生活していて、ふと顔を上げたら隣の家の部屋の中が見えてしまうような窓です。
トイレや洗面、クローゼットのスリガラスの小さな窓は
そもそも他人の敷地を見通せる窓とは言えません。
通風や明り取りの為の窓です。
その様な窓にまで目隠しを!と言い張ったら
なんだか相手を覗き魔呼ばわりしているようでちょっと…。
隣地からどれくらい離すのか?
お引越し前からご近所づきあいが始まっていますね😄
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