色々ある建築評価制度
ご家族がハウスメーカーにお勤めになっているお客様から
「建築評価」を受けているかとのお問い合わせがありました。
「建築評価」は一般的な言葉で言えば住宅の設計や施工の評価を
第三者によるチェックで認定して戴く制度の事だと思いますが、
日本には多くの認定制度があって、どの事を仰っているのかが分かりません。
当社で良く扱う認定制度としては
(1)長期優良住宅
(2)品確法の設計性能評価
(3)品確法の建設性能評価
(4)ゼロエネ住宅(ZEH)
あと、受けたことはないのですが
(5)CASBEE戸建
と言うのもあります。
それぞれ重複している部分もあり違う部分もあり、
違いを完全に理解している人はいないのではないかと思います。
現場のチェックが一番多いのが(3)品確法の建設性能評価ですが、
全部で4回の現場チェックが入ります。
(1)基礎の配筋検査、他の制度と同じ鉄筋検査です。
(2)構造検査、金物や木部材の施工をチェックします。
(3)断熱・気密検査、これが他の認定制度には無いチェックですね。
(4)完成時検査、他の制度と同じ完了検査ですね。
多分この認定制度の事と思いますが、違うかも知れません。
なんで、こんなに複雑怪奇になっているのかと言えばお役所の縦割り行政。
国土交通省、環境省、経済産業省それぞれが協調することなく作ってしまった制度だから
この様な事になっているのです。
さあ、お客様の望まれている認定制度はいったいどれなのか?
来週のお打合せではっきりさせなければなりませんが、
私の知識も足りないので、来週はまちづくりセンターを訪ねてリサーチです。
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