2×4工法の次世代技術「ミッドプライウォール」
カナダのブリティッシュコロンビア大学で開発されたMidply Wall system(MPW)とは、
普通の2×4工法で使う木材と建材だけで、5階建ての木造建築が可能になる技術です。
(※ Midply Wall systemはFPInnovationsのDr. Erol Varoglu氏とブリティッシュコロンビア大学のDr. Siegfried Stiemer氏が発明・開発したオープン工法です。)
2×4工法は「地震に強い」構造と言われていますが、
日本では商用建築に使われてきませんでした。
しかし、2018年に「枠組壁工法建築物 構造計画指針」が協会から出版され、
木造5階建て以上の木造建築が可能な工法として、このMidply Wallが紹介されました。
その後、日本でも木造の商用建築物や中層階建物が普及し始めました。
通常の2×4工法の壁倍率は「5」までですが、構造計算によってそれ以上の
倍率が可能になるのが、このMidply Wall-ミッドプライウォール-(MPW)です。
特養「花畑あすか苑」ではこのMPWを使って5階建ての施設を建設しました。
地震の横揺れを受けた強耐震な耐力壁は引抜が発生します。
その為、金属棒によって上下階を連結し引抜力を強化する(普通の2×4住宅では使わない)
タイダウン金物が必要になりますが、それ以外は通常の住宅に使う木材と建材だけで
建てる事ができます。
また、このMPWはオープン工法である2×4工法の一部として部分使いができますので、
誰でも利用できる高耐力壁工法です。
5階、6階建てまで建築できる2×4工法なら、住宅など朝飯前なのは納得ですね。
世界標準だからこそ生まれる新技術、2×4工法こそ安心出来る工法と思いませんか。☘️
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