フローリングの塗装あれこれ

今年も庭で育てているアーモンドの収穫時期になりました。
地植えの木の実の成り方が悪いので今年は授粉用にもう一本足したのに
地植えで2個、鉢植えで1個という最低の結果です😭😭。

開花期に雨が続いたのが痛かったのですが、それにしても
実は20~30個成るのに大きくならずに落ちてしまうのです。

陽当たりは悪くないと思うのですが、肥料が足りないのか…。
何か根本的に問題がありますね。
来年に向けて改善策を練らなくては😩

🌿     🌿     🌿
サンキハウスのお客様は床に無垢のフローリングを選ぶことが多いです。

今から10数年くらい前までは無垢のフローリングでもウレタン塗装が当たり前でした。
樹脂でガッチリ木材の表面をコーティングしているので水気や汚れに強くメンテナンスフリーです
また、50~60代かもっと上の年代の方はつるつると光った床が高級感があるという感覚もありました。

しかしウレタン樹脂=プラスチックです。
せっかく無垢フローリングなのですが残念ながらプラスチックの肌触りです。

時代は変わってナチュラル志向が高まり、今はオイル塗装が主流です。
リボス、オスモといった自然塗料を使い、オイルを木の表面に浸透させます。
見た目にはツルツル感は無く、「木そのもの」の風合いが人気です。


これはオイル塗装のカバです。
白っぽくあまり木目が目立たない木ですが、
光が当たった時に木が持つ光沢がオイル塗装によって際だち、とてもきれいです。
水をたらしたらしっかりはじいています。ふき取った後も水シミにはなっていません。

しかしながら、オイルは天然塗料なので定期的なメンテナンスは必要です。
何もしないでいると、オイルの塗膜が取れてくるので汚れたりシミができてしまうでしょう。

キッチンや洗面室だと水が跳ねることも多く
オイル塗装は何となく心配という時は、そこだけウレタン塗装にすることもあります。

昔と違って、3分艶くらいに抑えているのでツルピカ感はありません。
でも、ツルピカでなくてもウレタンはウレタン…。
木目の艶もあることはありますが無垢のような光沢は無くなってしまいました。

そこで近頃出てきたのがガラスフィニッシュ、ノーブルコーティングなどといわれるものです。

見た目オイル塗装と全く変わらず浸透式ですがお手入れ不要です。

カバだとわかりにくいですが、オークなどもう少し色のある木の場合、
オイル塗装だと無塗装の木に比べて濡れたように色が濃くなってしまいます。
無塗装のオークの色が好きなのに…、という場合にはガラスフィニッシュだと色があまり変わらないそうです。

そして、オイルネイキッド。

オイル塗装ですが塗った後も無塗装のような仕上がりです。
色が変わらないのは良いのですが、カバの場合は光るような木肌も無くなってしまうのでイマイチです。
オークなら良いかもしれません。
オイル塗装なのでお手入れが必要です。

ガラスフィニッシュとオイルネイキッド、両者無塗装の風合いを目指していますが違いは価格。
お手入れ不要のガラスフィニッシュはけっこう高価です。

参考までに無塗装の場合(フローリング材の裏側を使いました)。

水をこぼしたとたんにじわじわと吸い込んでいく感じがします。

ふき取ったら水のシミが残りました。水ならよいですがジュースやコーヒーはマズイですね。

ところでこのカバですがけっこう色々な呼び方が有ります。
東北カバ、カバ桜、バーチ(カバ)…3社で別々の呼び方をしています。

似ていますが別の木に
西南カバ、サクラ(西南カバ)、西南桜と呼ばれるものもあります。
東北カバに比べて少しピンクがかった可愛い印象のフローリングです。

ちなみにサクラと言えばチェリーなのかと思えはチェリーは薄茶色のフローリングです。
またの名をアメリカンブラックチェリーといえばイメージがわきやすいでしょうか。
紛らわしいですね😅。

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投稿者プロフィール

伊豆川佳世子
伊豆川佳世子二級建築士・インテリアコーディネーター