木構造の「壁」倍率とは

連休前の弊社ブログ記事で現場組(現場で壁を作る)の写真が載りました。
以前下請け時代は現場組で2×4の建方工事を良く行っていたので懐かしくなりました。

今でも首都圏の住宅地で2×4工法の家を建てる時は現場組が多いと聞きますので、
現場組の職人さんもまだ手配できますが、将来的には希少価値になる事でしょう。

手作りの住宅工事が出来るもの今の内ですね。

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2×4工法の正式名称は「枠組壁工法」と言います。
在来工法は「木造軸組工法」と呼びますので、その違いは「軸」と「壁」と言う事です。

ですから壁が重要な訳ですが、壁について再確認してみましょう。

まず姿の違いは写真をご覧ください。
構造としての軸と壁はこの様になっています。

在来工法には斜めの材(筋交い)が掛けられています。片筋交い(/)と両筋交い(X)です。
結果として直立している軸に筋交いを掛けている所は壁となり、2×4工法の壁と同じ機能です。

結果として、現行の建築基準法で地震に対する耐力を担っている部材は「壁」なので、
壁の量や強さが建物の強さに直結します。
(壁以外の部分、例えば水平構面や引抜抵抗なども重要ですが、壁が一番と言う意味です。)

壁には倍率と言う概念があって、面材や(在来の場合は筋交いも)釘の種類や間隔でも
倍率が変わります。

 

各面材メーカーの実証実験から国土交通省の認定を受け、発出した壁倍率ですが、
これをこのまま鵜呑みにはできません。

建材メーカーは特殊な釘や施工方法を始め、面材の開発で数値を上げることに躍起です。
なぜなら、壁倍率が上がれば、少ない壁量で耐震等級3が取りやすくなるからです。

弊社では赤丸の3.0を使っています。 昔からある標準ですので、控え目な数字です。
新しい面材を使えは、4.0とかそれ以上もあります。(5.0がMAXです)

例えば、水蒸気を逃がすと宣伝の「〇イス」や「〇イライト」と言う面材がありますが、
これらは4.0(室内のボードを足すと5.0)と1.3倍の耐力がある事になります。 しかし、

上の写真を見てもらうとお判りの様にヒビが入っています。

釘で打ち留める面材がハンマーで簡単に割れてしまってはイケマセン。
実証実験では時間をかけ丁寧に留め付けるのでしょう。
試験体では表面化しない、打撃への弱さは実際の工事現場では致命的です。

この様な事が起きていては、耐力以前の問題ですね。☘️


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