直角を作るには
今年の冬は年が明けても好天の日が続いています。
しかも、そんなに寒くない。
工事にはありがたいですね。
でも、スキーをしたい私的には本州でドカ雪は期待できそうもないので、
先週北海道まで行っちゃいました✈️
北海道もいろいろスキー場はあるようですが
初めての北海道スキー、まずは有名なニセコでしょう。
そこは「あれ?海外に来たんだっけ?」と思うくらい、外国人ばかり😲
日本人なんて1割くらいかも?びっくりしました。
もちろん、雪はパウダースノー❄️❄️
なんだかとっても上手くなってしまったような気がしています。
⛷ ⛷ ⛷
先週の土曜日は地鎮祭でした。
地鎮祭はお施主様ご家族の繁栄と工事の安全を祈願する日ですが、
建物の位置を確認するという日でもあります。
駐車場やお庭に広さ、お隣との関係などを確認するために
お家の形に地面に縄を張っておきます。
サンキハウスの場合は、普段は監督が地縄を張るのですが
今回は監督多忙のため、コーディネーターチームで行ってきました。
いびつな形の家にならないようにまずは直角が必要です。
上手い具合に土地のどこかの角が直角とわかっていたら事は簡単ですが
そんなに都合の良い土地ばかりではありません。
監督はトランシットという機械を使って正確に角度を測りますが
私はその機械、使えません…
巨大な三角定規があればいいけれど、そんな物もない…
さてどうしよう🤔
そんな時に便利なのが「三四五(さしご)」なのです。
元となる辺を一辺決め、必要な分だけ離して平行線を引きます。
今回はお隣との境界線と平行にすることとなりました。
平行線を引いたら、道路から建物までの距離を測ってA点が決まります。
ここで「三四五」が出てきます。
A点から3mのところにB点
↓
A点から半径4mの円弧を描く
↓
B点から半径5mの円弧を描く
↓
二つの円弧が重なった点とA点を結ぶと…
はい、直角の出来上がり😄
辺の長さと直角の関係では
1:1:√2 とか 1:2:√3 などを中学校で習った気がしますが、
ルート計算は計算機欲しいし、小数点が続くしで現実的ではありません。
判りやすい数字だけで直角を出せるなんて、
先人の知恵はすばらしいですね。
無事直角を出せたので、曲がったお家の地縄にならずにすみ、
お施主様に位置を確認していただくことができました。
基礎を作る時にはトランシットを使って正確な位置を測ってくれるでしょう。
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