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「壁で家をつくる」という考え方 ~2×4工法の現場をそのままお見せ【動画】します~
導入|2×4工法は、本当に日本に合わないのか?
木造住宅の多くは、今も木造軸組工法(いわゆる在来工法)で建てられています。
一方、枠組壁工法、いわゆる2×4工法は少数派です。
そのためか、ネット動画では
「2×4は日本の気候に合わない」
「輸入材は腐る」
「リフォームしづらい」
といった声を目にすることがあります。
ただ、私たちは現場で2×4工法の家を建て続ける中で、
それらの多くが“完成した家”ではなく、“工法そのものへの誤解”から生まれている
と感じるようになりました。
そこで今回は、言葉ではなく実際のフレーミング現場から、
2×4工法がどのように家をつくっているのかをご紹介します。
(フレーミングとは、構造の大工工事のことです。)
第1章|2×4工法は「材料」ではなく「考え方」の工法
在来工法が「柱と梁で支える=線の構造」だとすれば、
2×4工法は「床・壁・屋根で支える=面の構造」です。

2×4材が特別に強い木だから家が強くなるわけではありません。
枠組と合板を一体化させ、構造体そのものを“完成品”としてつくる
それが2×4工法の考え方です。
この思想は、現場を見るととてもよく分かります。
第2章|床の上で「壁」を完成させるという合理性
まず行われるのは、1階の床面に壁の部材を並べ、枠組を組む作業です。
壁は立てながら調整するものではなく、
床の上で、正確な寸法と直角を出し、完成させてから立ち上げる。
この時点で、
・壁の精度
・耐力壁としての性能
・建物全体の歪みの少なさ
がほぼ決まります。
構造を「感覚」ではなく「再現性」でつくる。
2×4工法の特徴が、最初の工程から表れています。
第3章|合板を打つ=構造が完成する瞬間
枠組が完成すると、次は構造用合板を一気に打ち付けます。
この合板は、単なる下地ではありません。
耐震性を担う、構造体そのものです。
釘の種類、ピッチ、めり込み深さ。
細かいルールが多いのは事実ですが、それは
「厳しい」のではなく、性能を誰がつくっても同じにするため。
2×4工法は、職人の勘や経験だけに頼らず、
設計通りの性能を現場で再現する工法でもあります。
第4章|開口は“後から”切り抜く
壁が完成した後、窓やドアの開口をルーターで切り抜きます。
(合板を継ぎはぎしない、くり抜くことが大事です。)
在来工法では、柱間に造作として組み込むのが一般的ですが、
2×4工法では「まず壁を完成させる」ことを優先します。
これは、
・構造を最優先に考える
・力の流れをシンプルにする
・計算と現場のズレを減らす
ための合理的な方法です。
「自由度が低い」と言われがちですが、
実際は構造を理解した上での自由が前提になっています。
第5章|3人で壁が立ち上がるという事実
完成した壁は、3人で持ち上げ、所定の位置に立てられます。
重たい梁を現場で組み上げる必要はありません。
壁そのものが完成品だからです。
結果として、
・施工スピードが速い
・積み上げ式なので外れない
・品質のばらつきが出にくい
これは、日本の多湿な気候において、
むしろ理にかなった施工方法だと私たちは考えています。
第6章|2×4工法が誤解されやすい理由
「輸入材だから弱い」
「日本の気候に合わない」
「リフォームできない」
これらは、在来工法の価値観で2×4工法を見たときに生まれやすい誤解です。
2×4工法は、
・面で支える
・壊す前提でつくらない
・性能を再現する
という思想で成り立っています。
難しい=悪い、ではありません。
理解が必要な工法だというだけです。
まとめ|工法に正解はない。ただ、考え方は選べる
在来工法にも、素晴らしい家はたくさんあります。
同時に、2×4工法にも、日本の暮らしに合った合理性があります。
大切なのは、
「どちらが正しいか」ではなく、
「どんな考え方で、どんな家をつくりたいか」。
だからこそ、私たちは
このフレーミング現場を、言葉を足さずにそのままお見せしています。
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- 宅地建物取引士












