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工務店リフォームのすすめ|お風呂リフォームで分かる工務店とリフォーム専門店の違い

かつて住宅の寿命は「30年」が目安とされていました。そのため、お風呂などの住宅設備は建て替えに合わせて新設するのが一般的でした。

しかし、現在の住宅は50年以上住み続けることを前提に建てられています。そのため、どこかのタイミングで設備交換リフォームが必要になります。

設備交換リフォームの中でも人気が高いのはキッチンですが、生活の質を大きく左右するのはやはり「お風呂」。とくに昔ながらのタイル仕上げのお風呂からユニットバスへ交換するだけで、住まいの快適性は格段に向上します。

工務店とリフォーム専門店の違い

ユニットバス交換工事は、ホームセンターやリフォーム専門店でも広く提供されています。フリーペーパーや広告でもよく見かけますよね。

一方、工務店も同じように設備交換を承りますが、値段勝負では勝てないことが多いのが現実です。理由はシンプルで、工務店の使命は単なる設備交換ではなく、

  • お客様の生活の質と安全を守ること
  • 住宅という資産の寿命を延ばすこと

を大前提としているからです。

設備交換だけで終わらない「工務店の視点」

築30年近い住宅で設備を外すと、構造部分にダメージや施工不良が見つかるのは珍しくありません。本来なら見えない部分なので、そのまま新しい設備で覆い隠してしまっても、現時点で大きな問題になる事はないかも知れません。

しかし、この機会に是正工事を行えば、住宅はより長持ちし、断熱性や快適性といった機能も確実に向上します。だからこそ、私たちは“今だからできる工事”をも大切にしたいと考えています。

ホームセンターやリフォーム専門店は「設備交換工事のみ」を前提にしているため、こうした是正工事は基本的に対象外。一方、工務店は「住宅の健康」を第一に考え、必要な補修や改善を行ったうえで設備を取り付けます。

実例:ユニットバス交換工事

先日見かけたYouTube動画では、既存ユニットバスを撤去した際、外壁側の壁に断熱材が入っていない状態が映っていました。しかし、その後も断熱材を入れずに新しいユニットバスを施工してしまっていたのです。

実際には、30年ぶりに壁内部が露出したこのタイミングこそ断熱材を充填する絶好の機会。費用はごくわずかでも、効果は絶大です。

工務店であれば、こうした「見えなくなる部分」にこそ手を入れ、住宅性能を底上げします。

工務店が行う補修の具体例

床下改善

既存浴室を解体すると、床下が土のままというケースが多く見られます。その場合、コンクリート土間を打設し、断熱材を敷き込むことで、外気が侵入しない快適な床下環境をつくります。

解体直後、土むき出し
土間コンクリート打設
発泡系断熱材を敷く

壁断熱の付加

外壁に面した浴室壁が無断熱であれば、構造体に断熱材を新たに充填します。これにより、ユニットバスの保温性能に加え、住宅全体の断熱性能も向上します。

【Before】解体直後、無断熱
【After】外壁に断熱材を充填

結果として、ユニットバス単体の快適さだけでなく、構造体そのものが保温力を持つ二重の断熱効果を実現できるのです。

まとめ:工務店リフォームの価値

お風呂やキッチンといった住宅設備は、確かに「部品」として交換可能です。しかし、その裏にある住宅全体の性能やお客様の健康をどう守るかは、工務店だからこそ見据えられる視点です。

ホームセンターやリフォーム専門店が担う「部品交換」と、工務店が担う「住宅全体の性能改善」。両者の違いをご理解いただき、長く快適に住める住まいづくりの参考にしていただければ幸いです。

投稿者プロフィール

伊豆川達也
伊豆川達也宅地建物取引士