地盤改良工事で泣かないように
地盤調査会社の担当者さんから聞いたお話。
今時は家を建てる時には必ず地盤調査を行い、判定によっては地盤改良工事が必要になります。
地盤改良工事になった場合、静岡市近郊なら木造二階建てでざっくり80万円くらいの予算が必要になります。
地域が変わると状況も変わります。
県東部の地盤事情は詳しくないのですが、聞いたところ実はとても地盤が緩く、地盤改良の予算は200~300万円くらいなのだそうです。
ある方は改良工事が必要との判定が出ました。
予算が厳しいのでセカンドオピニオンを他2~3社に聞いたところ、1社だけ改良工事不要の判定が出ました。
これ幸いと、そこで地盤保証を得て新築しましたが、数年後に家が傾きだしてしまいました。
気が付いた時点では傾きはまだ4/1000㎜未満。
これ位の傾きでも初めて家に入る人は平衡感覚がおかしくなって気持ち悪くなるレベルです、
改良の補償は一般的なもので、家が5/1000㎜以上傾かないと出ないという内容でした。
この方、さらに数年間かけて5/1000㎜まで傾くのを待ってようやく工事をしたとか。
誰もができれば改良不要になると良いなぁ~と願いますが、
判定が改良なら地盤改良工事費用たとえ200~300万円でも、削るところではなかったですね。
ちなみに、サンキハウスでは3/1000㎜以上の傾きで補償をしてくれる地盤改良会社さんを利用しています。
多分一生使わない補償だけれど、万が一の時こそありがたみが分かります。
もう一つ。
こちらも地盤が緩い地域で、住宅が密集した狭小土地に鉄骨の3階建ての家を建てようとしたところ、
なんと30mもの鋼管杭を打ちなさい、という判定が出てしまいました。
改良工事の重機は大きいです😮
サンキハウスの家は軽い木造ですが、それでも湿式柱状セメントラム工法ではこのような↑重機が来ます。
長い杭を打つための大きな重機はもっともっと大きいです。
狭い道に入っていかれなくて改良工事ができない=❌❌建築ができない❌❌
家が重いとこんなことも有るのですね。
地盤調査は家のプランと配置が決まって始めて行うことができます。
近隣情報を得ることはできても、「私の家のデータ」は調査をしないと確定できません。
数か月かけてプランの打ち合わせをして、ようやく調査をしたら改良工事判定で家が建てられないって…泣けます😭
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