26℃で湿度55%が高性能の分岐点

いまや高断熱高気密はどこの住宅会社でも言っていて、
どこも同じと思ってしまいます。

でも、本当でしょうか?

UA値(高断熱)や C値(高気密)は手段に過ぎないのに、
この数値を確認しただけで、高性能と言えるのでしょうか。

高性能住宅の真の目的は快適な住空間にあるはずです。
今回はその為の指標をお伝えします。【マニアック】

 

💡    💡    💡    💡    💡

 

空気はその温度の高い低いで、含む水の量が変化します。
ですから、湿度は相対値[%]で表現しています。

ただ実際の湿り度を比較するため水蒸気量をグラム[g]で表すことも可能で、
その単位を絶対湿度[g]と言います、

絶対湿度[g]には二種類あり、
分母が空気の「体積」の場合、絶対湿度の単位は
[g/m³](容積絶対湿度)
分母が空気の「重量」の場合、絶対湿度の単位は
[g/kg](重量絶対湿度)

空気はその温度により膨張するため、体積でなく重量で示す単位が存在します。
[g/kg]× 1.2 ≒[g/m³]で近い数値になります。

 

前回のブログで示した室温26℃、相対湿度55%が快適な理由は、
重量絶対湿度[g/kg]が、11.5[g/kg]になるからです。
※ 容積絶対湿度の場合13.8[g/m³]

この重量絶対湿度が12[g/kg]以下であることが、快適の必須条件 です。

重量絶対湿度[g/kg]
室温26℃、相対湿度65%13.6
室温26℃、相対湿度60%12.6
室温26℃、相対湿度55%11.5
室温26℃、相対湿度50%10.4

 

でも、この日本の真夏に室温26℃、相対湿度55%を実現するのは結構難しい。

30℃80%の空気1m³が含む水分


夏の空気は30℃で相対湿度80%は普通ですが、換気の為その空気を取込み、
2時間で家中の空気を入れ換えることが法律で決まっているため、
1時間で5リットルにもなる水分が家に入り込みます。

 

1台のエアコンで家中の室温26℃、相対湿度55%を実現することは、
UA値(高断熱)だけ謳っている住宅では夢のまた夢。
C値(高気密)が1.0[cm²/m²]を達成していても難しいのが現実です。

エアコン冷房をすればするほど温度は下がっても、相対湿度は60%を切れません。
あげくに、寒くなるし、壁の内側では夏型結露が起こっているかも知れません。

 

では何が必要なのか、それは更なる気密性能(C値)と全熱型の熱交換換気システムに加え、
パッシブ設計を取り入れた窓の配置とその熱の収支計算ができるknowhow(ノウハウ)です。☘️


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