リバースモーゲージ型住宅ローン

つい最近、ちょっとめずらしいご相談がありました。
70代のご夫婦なのですが、子育て中に建てた家が今では大きすぎるし寒い。
これからはコンパクトで暖かいお家に住みたい、というご希望です🏠。

ハードルは資金です。
現金が潤沢にあれば問題解決ですが、できれば老後の生活資金として現金は確保しておきたいものです。
子供世帯が別に家を建ててローンを払っていれば親子リレーのローンもムリでしょう。

そんな時には💰リバースモーゲージ型住宅ローン💰です。
あまり聞きなれないローンなのでさっそく調べてみました。

このローンは土地や家を担保にお金を借りるのですが、
元本の返済は契約者さんが亡くなった時、というのが特徴です。
亡くなるまでは返済は利息のみ、なので返済の負担はかなり軽くなっています。

配偶者さんが連帯債務者になれば、契約者さんが亡くなってもそのまま住み続けられます。
最終的に配偶者さんも亡くなられたときに、土地と建物を売却して借りていたお金を返済する、という仕組みです。

何となく良い方法のような感じがしますが、デメリットは何でしょうか❓

まずは残された家族・親族に不動産が残せないという点です。
土地家屋を売ってローンの残金を返済するのが原則ですから。

いざ返済しようとしても思った価格で売れないというリスクもあります。
場合によっては売っても残債が残る可能性が無いとは言えません😰。

そして、担保の評価によっては希望の金額が借りられないということもあります。
今回お話を聞いた静銀さんでは借りられるのは評価価格の50%ほどです。

例えば古い家の解体費用、新築費用、登記費用、仮住まいと引っ越し費用などで合計2000万円必要だとすると
担保にする土地が4000万円の価値がないと全額借りることができません。
静岡で4000万円の土地ってかなり「人気のエリアにある広い土地」ではないと難しそうです。

結局そこがネックですね。
誰もが暖かいお家に住むめるように手を差し伸べてくれる優しいローン、ではないようです…。

それでも、ある程度の現金とこのローンを借りて快適な家に建て替えれば、
老後は元気で長生きできるかもしれませんね😄

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