アウトセット引き戸で悩み解決

今年も早くも2月に入り、先日の水曜日は立春でした。
お正月には午後4:45頃には太陽が沈んでいましたが
今は午後5時15分頃。30分も日が伸びているのですね。
少しづつ冬の終わりが近づいているのでしょうか。

でも!
今年は年末に夫のぎっくり腰事件が発生したので
まだスキーに行っていないのです! ⛷

先日も春のように暖かい日がありました。
早くいかないと本当に春になってしまいます😓

🐸     🐸     🐸

お家のプランを考えている時、
お客様と私の間で微妙に考えがずれることがあります。
室内の扉です。

LDKや個室の入り口の扉、私が標準的に選ぶのは開き戸です。
よくあるスタンダードな扉ですね。

色々ある扉のなかでも一番シンプルでお値打ち、というのもあるのですが、
なにより壁に穴を開ける部分が少なくて済むからです。

弊社が建てている家は2×4ですが、正式には枠組壁工法と言います。
「壁」工法というだけあって、壁がとても重要です。

家の外壁の玄関ドア、勝手口、
家の間仕切り壁のドアや扉の無い通路は壁に穴を開けることになるので
壁の量が減り耐震的にはマイナスです。
ドアが無いのは困りますが、できるだけ小さい穴にしておきたいと考えるわけです。

一方、お客様は日常生活ではリビングの扉などいつも開けておきたいことがあります。
ここが開き戸だと180度開かないかもしれないし、
風でバタン!と閉まるのは危険なので引き戸をご希望されます。

通常の引き戸はドアを引き込むところが壁になっていますから
開き戸と壁の量は変わらないのでは?と思うかもしれません。

引き戸をよく見ると、壁の厚み中で扉が引き込まれます。
例えば壁ギリギリに机を置いても、扉は壁にぶつかることはなく閉めることが出来るのは
実は壁が扉のの厚み分薄く作ってあるからです。

この薄い壁のところにはもともとは何もなく、大工さんが後から作ります。
ということは壁にはドア枠があるところまで、大きく穴が開いているのです。
1枚ならともかく、壁に2枚扉が並んでいたら本当の壁の部分はとても少なくなってしまいますね😰

壁は減らしたくない、でも引き戸にしたい、
そんなお悩みを解決してくれるの便利なドアがアウトセット引き戸です。

壁の穴は開き戸と同じ、最小限です。
また、普通の引き戸と違って枠が無いのですっきりとしています。

注意点は、この扉は壁の厚みの手前(向こう側)で扉が動くので、
家具を置く場合、扉の厚み分は壁から離さないといけません。
また、別の種類の扉と並ぶと、ドア面が揃いません。

手前のアウトセット引き戸は凹んで見えますね。

そんな注意点がありますが耐震と開けっ放しの両方の希望が叶うので
最近、やけに多用しています😄

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投稿者プロフィール

伊豆川佳世子
伊豆川佳世子二級建築士・インテリアコーディネーター