夏のエアコン冷房と結露

ようやく梅雨が明けました。
記録的に3番目に遅い梅雨明けとか。 もっと遅い梅雨明けの年があったのですね。😅

⛱     ⛱     ⛱

これでジメジメした空気から少しは解放されて、住宅に対しても助かります。
と言うのも、湿度を解消する方法はエアコン冷房しかないのですが、エアコン冷房で
生じる結露水がなかなか厄介なのです。

前々回のブログでお知らせしたように、エアコンの冷媒菅やドレン菅に断熱材が巻いてあっても、
その表面温度が露点を下回ってしまうと結露を起こしてしまいます。

その後の調査でやはり冷媒管周りの結露ではないかと言う結論になりそうです。
エアコン冷房の仕組みを簡単に説明します。

ダイキン工業HPから

上図で「冷たい冷媒」と描いてある部分が高圧になっている冷媒です。
以前は圧力弁が室内機側にあったので、冷媒は常温で流れて来たのですが、
現代のインバーター式ルームエアコンでは圧力弁が室外機側にあり、
高圧(液体)冷媒は低温低圧(液体)になって流れているようです。

各メーカーによって冷たい冷媒が何℃位になるのかは、まちまちらしいので、
冷媒管の断熱材の厚みによっては露点に達してしまい結露もあり得ます。

室内機から室外機へ戻る「熱い冷媒」と書かれている低圧(気体)冷媒は
現代のルームエアコンでは15、16℃程度の低温になっているそうです。

これもまた原理から離れていて、その先にあるコンプレッサーを高温による
ダメージから守るため、「熱い冷媒」を低温のまま(冷熱を出し切らない)で
コンプレッサーに送るなどの工夫が各メーカーでされている様です。

液体冷媒、気体冷媒共に露点温度以下の低温になるケースもある為、
冷媒管には10㎜厚の断熱材が巻いてあります。

しかし、その断熱材厚10㎜では防げないほど冷媒管が冷えている機種もあり、
冷媒管の断熱材も一考の余地がある事が分かりました。

 

冷温機材メーカーのHPを調べて見ると、外気温度と相対湿度と断熱材の関係グラフを
見つけました。

ルームエアコンの鋼管径は6~12㎜程度なので、さらに安全側になります

このグラフを見ると、通常の10㎜厚断熱では外気温30℃、相対湿度65%が露点温度です。
これを20㎜厚断熱にすると外気温30℃、相対湿度80%まで露点に達しないと読み取れます。

この結果を見ると、機種や設置場所、生活習慣によって露点に達する可能性がある場合は、
結露を起こさない為に、20㎜厚の断熱材を巻いた冷媒管を使用する事が無難そうです。☘️


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