子供がのびのび育つオープンプラン

当社で建てたOB様の住み心地のレポートです
『立地と家のデザインが決め手、何も迷いはなかったですね。』

「住まい体感インタビュー」の第3回目は、葵区のMN様邸。
平成23年6月26日に建ててから3年10ヶ月。
家を建てた後も、サンキハウスさんには頻繁に通うという旦那様。
「上の子を連れて公園に行った帰りにお邪魔して、結構な頻度で行きましたね。ショップで買い物をしたり、珈琲を頂いたり。イベントなんかも行ける時には参加して、ろうそくや子供用の椅子を作ったりしましたね。」
家づくり当時は、一番北側の土地で日照に有利とはいえない立地条件を心配していたということですが、どのようにして満足のいく家づくりを叶えたのでしょう。

家づくりのきっかけは

MN様ご夫妻が住宅購入に向けて情報収集を始めたのは、長女のCちゃんが3歳の頃でした。
建てる前にはどんな家が欲しかったですか?と質問をすると「かわいい家がいいとは思っていたけれど、話しを聞くまで具体的なイメージはしていなくて。」と、奥様。
続いて旦那様が当時を振り返って話し始めました。
「市内にある不動産の情報を扱っているところに、嫁さんと行ったんですね。そうしたら、ちょうどこの分譲地のチラシが入っていたのかな。その頃ここから5分くらいのアパートに住んでいたので、帰りがけにどんなところか場所を見に行くことになって。そしたら、ちょうど完成見学会をやっていたので、嫁さんに聞いたら『ちょっと見に行きたい』って言うので、中に入って社長の奥さんと話をしたんですね。そこで嫁さんが気に入ってから
はもう、すぐに話が進んでいきましたね。」
情報収集していく過程では、マイホームセンターも訪ねたそう。
「・・・あんまりぴんと来なくって。」と奥様。
旦那様も「でかいし高いし・・・もともと決まったような感じが多いじゃないですか。プランがあって、外観もだいたい似たような感じで。嫁さんはあまりそういうのは好きではないって言っていて。それに、ここの場所が良かったんですよね。」
「それが決め手だったね。」と奥様も旦那様と目を合わせて言いました。
最終的には、実際に暮らしている環境を変えなくてもいいこの場所で、ということになったのですが、当時は広い家を求めて、土地が広い藤枝に住居を移すことも考えたとか。
「でも、ここからは30分くらいはかかるし、上の子の保育園も、生活の基盤も移さなきゃならないし。でも、ここなら保育園も近くて、おばあちゃんちもそんなに遠くなかったし、・・・そういう立地条件が良くて。バス通りも近いし、銀行もスーパーもあるってわかっているから二人で『ここ、いいね』って。見学会で社長の奥様に北欧のお家づくりをしてくれるって聞いて。私は北欧風のものが好きなんですよ。旦那は社長さんに機能面のことを聞いていて。私は外観が決め手なんですけど。」
「オレは機能重視だから。」
サンキハウスの住宅は、各部屋にダクトを配管して空気を直接吸い込み外部に捨てるという『ダクト式セントラル換気システム』を採用しています。湿気や二酸化炭素を素早く排出するため、窓を閉め切った状態でも2時間で全ての部屋の空気が入れ替わるという優れたシステム。
「旦那は、24時間換気システムとか機能面の話を聞いて、いいんじゃないかなって。」
『サンキハウスで建てることが前提だった』というこの分譲地ですが、やはり立地条件の良さだけではなく、デザイン面と機能面についてご夫婦ともに充分満足できるものだったから、ということも決め手だったようですね。

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日当たり、大丈夫かな・・・?

MNさんご夫妻が一番気になったのは、この土地が分譲地の中でも一番北側にあるということ。建てる前は『室内が暗くなるのでは』とずいぶんと気にしていらしたそう。そこで、サンキハウスさんからはリビングの西側に吹き抜けのある間取りを提案。
実際に建ててみると「すごく明るくていいです。」
開口一番に奥様が言いました。
「土地は北側ですが、西側に駐車場を、南側に庭を作って、できるだけ建物を北に寄せてもらって。南に家が建っても、ある程度明るさを確保できるように、という設計をしてもらったんです。」
当時は、まだ南側に住宅がなかったのですが「実際に建っても、今、全然明るさに関しては問題はないよねえ。」と旦那様。
この吹き抜けは二階の廊下にあたるので、ここに布団を干すことも可能という、機能面での利便性にも優れています。
奥様からは「でも夏の午後は西日がよく当たるので、シェードがあったらいいかも、と思いますね。」と、採光について不安があったとは思えないようなお言葉まで。
北側の道路に面していて、採光には不利と感じるような土地でも、建て方次第でここまで解決できるとは驚きでした。

夏の住み心地は??

北海道仕様の住宅ということで夏の暑さについて、こう伺ってみました。
実際にお住まいになっていて『断熱に優れている=熱がこもりやすい』ということはないですか?
「いえ、夏はすごしやすいですね。やっぱりエアコンの効きがちがいます。つけてすぐ効くし、設定温度を高めにしていても結構涼しい。」と旦那様。
実際の設定温度は28度だというMN様邸ですが、
「26度まで下げちゃうとちょっと寒いくらいかな。アパートの時はずっとエアコンをつけていて。設定温度も25度だったよね。」と奥様。
「アパートも日当たりが良かったからね。なかなか冷えなかったですよ。でも、ここは一回冷えると、その冷えた空気が逃げて行かないから、いいですね。」
今までお話を伺ってきたお宅同様、MN様お宅でも、サンキハウスの断熱&樹脂サッシはその持前の効果を十分発揮しているようです。

奥様大満足のガス床暖房

MN様邸ではリビングにガスの床暖房を採用しています。
これについては奥様が大絶賛。
「入れて良かったです。私は大好き!床が冷たいからってホットカーペットを使うのなら、床暖房でいいかな、と。この子たちがいるとコードも危ないし、配線がごちゃごちゃするし、どうせなら、って。」
ただ、予想していたことながら、経済的な負担は感じている様子。
「とても快適でついつい使っちゃうんですけど、高いですね。冬の光熱費にはちょっと目をつむって・・・。私は空気が乾燥するからエアコンが好きではなくて。冬はエアコンをつけて、ちょっとあったまったら消して床暖に切り替えます。やっぱりこの子たちが走り回ってるから。特にまだチビなんかまだ小さくて、ぺたぺたはだしで歩きまわっているから、いいかなって思いますね。」
オール電化のみのお宅も多くある今、ここは悩みどころだったようです。
「建てる時には電気の方が良いのかな、と思ったんですけど、停電したときに、オール電化の家は最悪だよっていう話を聞いて。全部ストップすると寒くなっちゃうじゃないですか。だからまあ、一つくらい、暖房でガスを使うものがあった方がいいかって。」
旦那様もこれには賛成だったようで、
「いざという時のために、ライフラインを分けておいた方がいいのかなって。」
伊豆川社長のお話によると、電気の床暖房は、熱線が入っているところといないところで、温まり方にむらが生じるとか。
そう云った事を踏まえながら非常時のことも考えた結果、『床暖房はガスで』ということに決定。
じゃあ台所も、IHではなくて、ガスを?
「それも迷ったんですよね。でも、やっぱり火で料理をしたくて。」と奥様。
「そのガス屋さんが教えてくれたんです。お料理に使う分よりも、給湯の方がお金がかかかるよって。だから、もうちょっとしたら、お風呂とか、給湯を電気にしようかなって考えています。」

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回遊性にも優れたLDK、柔軟性に富んだ設計

チェッカーガラスのキッチン収納はウッドワンのもので、これをチョイスしたのは、もちろん奥様。収納棚の間には、小窓があって明るい光が差し込みます。
「キッチンは使いやすいですね!そこも窓を入れると明るくなりますよ、なんて提案してくれて。小窓があるとないとでは全然明るさが違うので。収納も後ろにいっぱいあってまったく不便を感じないですね。」
シンク前のカウンターは手元が隠れるようにあえて高めに作り、奥様ご希望の白いタイルを敷き詰め、調理中の鍋などの一時置場も兼ねた収納スペースになっています。
「雑誌とかを見て『ここのお家のこれ、感じがいいな』と言うのをお願いして。タイルがかわいかったので、洗面所もモザイクタイルで。」

リビングのTV台や飾り棚スペースについては「あれはねえ、俺がお願いしたの。」と旦那様。
「TV台を買いたくなかったので。そんなに模様替えはしないだろうって相談して作ってもらいました。」
また、奥様があって良かったと思ったのが、収納するものによって大きさが変えられる玄関や洗面所の可動棚だそう。
実際に使ってみた方の意見を聞くことが出来るのはこれからの家づくりの良い参考になりますね。

お二人の一番お気に入りの場所は?と質問をすると、それぞれ違う答えが返ってきました。
旦那様のお気に入りは『倉庫』。
「倉庫? 車庫? というか物置。僕は家の中はあまり関与しませんでしたが、最初から庭に物置を作ってもらうように設計してもらっていたんですよ。」
奥様は「リビングとダイニングの雰囲気が、一番好きですね。」とのこと。
「間取りはほとんどお任せしましたね。『キッチンはここでお風呂はこっちで』とざっくりした場所を伝えて、サンキさんからの提案にはあまり悩まずに『いいねえ』って言ってね。その他『ここに収納が欲しいです』って言えば、サンキさんから『収納は幅何cmくらいがいですか』って聞かれるので、そういうのは自分たちで相談して決めて。」
これがもし、ハウスメーカーだったら、そこまで細かくは意見が通ったでしょうか。
I君をあやしていた旦那様が「やっぱり一番自由度が高いのは、大工さんが作る家で、その次が工務店の作る家。将来増築したりするときには楽だよって話を聞きましたね。結構、いろいろ自由にはしてもらいましたね。」と。
日照の問題だけではなく、お二人の『ここはこうしたい』という細かな希望もかなえられたようです。

これから建てる方へのアドバイス

旦那様からは、「そこの工務店と気が合うかどうか。家はたまたま嫁さんと社長の奥さんの気が合って、いいところで建てさせてもらったけれど、自分にあったところを見つけてもらったらいいのかな、とは思いますね。」とのこと。
実際に家事を担っている奥様からは「収納はいっぱいあった方がいいよね。動線や生活用品や、消耗品のことを考えて。こうしておけば良かったなというのは、玄関の靴箱。子供の外遊び用のおもちゃとか、子供の靴とか増えていくので、玄関に扉付きの収納があったら良かったなって思いました。靴とか増えていくので。」
すると旦那様も「俺は外のガレージももっと大きいのが欲しいなあって思いますね。もうすでにあの中がパンパンなので。いろいろこれからも増えていくし。」と、お二人とも、収納に関しては思い入れがあるようす。確かに、室内も室外も収納を充実させておけば、家の中がすっきりと片付いた状態を保てますよね。

アパートの時と比べて、Cちゃんの表情はいかがですか?と伺うと「ちょっと元気すぎるくらいです。」と、旦那様が苦笑い。
「今、リビングには家具を置いてないんですけど、二人でこうして元気良く走り回ったりしているので。」とCちゃんたちを見ながら穏やかな笑顔で言いました。
全てを大人インテリアで統一できなくても、ご夫婦とも今のこの光景に満足しているご様子。
入退院を繰り返していた赤ちゃん時代を思えば、Cちゃんが元気に体を動かしている姿を見られるのは、やはり親として嬉しいのでは。
Iくんが無垢材のフローリングを素足で気持ちよさげに歩き回る姿、Cちゃんが得意げにくるっと側転をする姿。
「時々『ソファ欲しいねえ』なんて話すんですよ。でも、この子たちが走り回るのに邪魔になっちゃうので、とりあえずもうちょっとの間は我慢して、この子たちが大きくなってから、って言ってね。」
そう旦那様が話すと、奥様も二人を見つめながら笑顔で頷いていました。

奥様のバースデープレゼントはサンキハウスの雑貨ショップ『FIKA』で選ぶと言う愛妻家の旦那様。この先、家族としての歳月を重ねる度に、このリビングには少しずつ北欧雑貨が増えていくのかもしれません。

(文責/ワタナベ ユキコ)

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