熊本地震で明らかになった…
国の基準に従っていても倒壊する危険がある!?

2000年以降の強化新耐震の家が倒壊

・熊本で起きた2度の巨大地震。1度目で残った家も2度目には倒壊。
・その後の検証で明らかになった築10年の耐震等級2の住宅の倒壊で判明した新たな事実。
・耐震等級だけでは解らない地震に強い家とは?

(1)モノコック構造が繰り返しの地震に有効

在来木造工法で耐震のために多用されている筋交い(スジカイ)は大きな地震に有効とは言えない方法です。
内装の石膏ボードを跳ね飛ばし、外れたり破断したりして大きな力に耐えきれないのです。


筋交いに替わり有効な方法が、構造用合板を釘止めしてモノコック構造にする事です。
『モノコック』とは車のボディと同じ6面体構造、
構造用合板で固めた壁が大きな地震の力を効率よく分散させるのです。


『モノコック』の木造と言えば2×4工法(ツーバイフォー)がその本家本元ですが、壁の厚みを従来の9cmから14cmにした2×6工法ならより頑丈になるでしょう。

柱が太い分耐震性は上がりますが、断熱材を1.6倍も多く入れられる為、省エネ性も大幅に向上します。

(2)引抜力こそ耐震の要

『引抜力』とは壁や柱が基礎から外れない連結の力。計算ソフトを使って引抜力や部材の強度解析を行い、間取りの総合的なバランスを向上させます。


日本ツーバイフォー協会の計算ソフト『らくわく』を使えば壁量や引抜力の計算だけでなく、梁や根太などの部材の許容応力度計算や基礎の許容応力度計算も間取りの設計と共に行うことができます。
当社では『らくわく』を使った耐震等級3の住宅設計を標準としております。

(3)直下率の高い間取りを優先する

『直下率』とは上下階の壁の位置が一致する割合。耐力壁と支持壁が1階と2階に上下で繋がっている間取りになる様に配慮します。
1階に大きなLDKを設けるとその上の階には2部屋出来てしまいますが、その間仕切り壁の下のLDKには勿論壁がありません。上下の壁を全て揃えることは出来ませんが、一致率を60%に上げることで、より耐震力のある構造になります。


図中の紫色の壁は上下階で揃っています。その部分が多い(直下率が高い)ほど地震に強い家になります。


巨大地震が起きるたびに耐震補強が追加されてきた日本の在来木造工法。一方、日本に普及して45年経過した北米生まれの2×4工法は、阪神淡路の地震や中越地震の後でもその仕組みは導入当時と何も変わっていません。

計算ソフト『らくわく』の導入でより科学的な根拠のある耐震設計が身近になりました。また、2×6の幅広なスタッド(間柱)を使った5cm厚みの増した壁と、直下率の考え方を反映した間取りで高い次元の耐震住宅が可能になりました。

サンキハウスの家は長期優良住宅仕様・ZEH基準をクリアする超高断熱・超高気密住宅です。加えて耐震等級3を標準仕様にした高耐震住宅でもあります。
また、全棟に一次エネルギー消費量計算を行い、ゼロエネ住宅にするために何Kwの太陽光発電を載せれば良いのかも一目でわかります。

現在『省エネ』を言わない住宅会社はありません。しかし、どの程度高性能なのか? 分かりません。 車の燃費のように『家の燃費』としてラベル表示するBELS(ベルス)にも対応しております。

永く使う建物だからこそ性能の高い、数字に裏付けされた確かなものを選んで戴きたいと願っています。お問い合わせお待ちしております。